2024年度 理事長所信
2024年度 一般社団法人 浮羽青年会議所
理事長 牧野 哲也
はじめに
今、我々は試されています。
世界に目を向けますと、終わりの見えないウクライナ危機や紛争や物価高騰、日本においても人口減少や少子・高齢化問題、浮羽地域においても、毎年のように起きる豪雨災害、この他にも様々な問題があります。
この現状を打破するには、未知の可能性を秘めている我々若者が、自ら進んで積極的に行動し、強い決断力を持って大胆に突き進む必要があります。
若く柔軟な思考、行動力、諸先輩から受け継いできた創始の精神、街を良くしたいと言う強い気持ち、この街を愛する想いが我々にはあります。その我々の行動力が今、必要とされているのです。
会員拡大について
現在、全国の青年会議所において会員減少という大きな問題に直面しております。浮羽青年会議所においても深刻な問題となっており、このまま会員減少が進めば、浮羽青年会議所は、存続の危機に立たされることは間違いありません。
より良い地域を創るには、より良い運動を生み出すことが大切であり、そのためには同じ想いを持った多くの仲間が必要です。5年先、10年先を見据えると会員拡大は最重要課題と言えます。
私たち一人ひとりが青年会議所の存在意義や使命を理解し、その想いを的確に伝えていくことでJAYCEEの輪を広げていきます。そのためにメンバー全員で進取果敢に会員拡大に取り組みます。
創立45周年記念式典・記念事業について
創立以来、浮羽青年会議所の活動に多大なるご理解、ご協力をいただいてきた地域の皆様方や関係団体に感謝の意を表すとともに、これまで地域の発展を願い様々な事業をおこなってこられた先輩方の想いや浮羽青年会議所の歴史を振り返ります。
また、創立よりこれまでこの地域を想い活動してこられた諸先輩方の想いを継承して、更なる発展に繋がる機会となる記念式典を開催します。
そして、記念事業では地域の子供達に海外交流の場を提供できる事業をおこないます。海外交流を通して、異なる文化や環境に触れることで、他の国の文化に対する理解が深まり国際的な視野が拡がります。
さらに、異なる言語やコミュニケーションの壁を経験、学習することで適応力などの重要なスキルを磨く機会となります。これらの経験は将来のキャリアや人生において非常に有益であり、多様な視点を持つことで新しいアイディアや創造性を発揮する基盤となり、地域の子供達の更なる成長に繋がります。
組織の在り方について
青年会議所は会を運営していく上で社会のルールとは異なる部分もあります。それは非効率に見えても、運営していく上では必要なことです。しかし、地域社会は急速に変化しており、それに柔軟に対応する必要があります。
また、メンバー自身も地域や社会から必要とされ、地域の方々、会社、家族からJCに入会して変わったと思ってもらえるよう成長する必要があります。
これまでの歴史や伝統を継承しつつ、時代の変化を見極め、コンプライアンスを徹底した組織の在り方を模索することでこれから先のJC運動につなげていくことができます。
結びに
メンバー一人ひとりが、進取果敢に行動することで様々な経験をして、心動かされ、多くの学びを得ることができます。我々が地域を想い行動することで、浮羽地域は更に魅力ある地域へと昇華できます。
私たちは一人ではない、ともに成長できる仲間がいます。これまでの私も多くの人と出会い、共感や力添えを得ながら成長させていただきました。ともに活動できる仲間、支えてくれる家族や会社に感謝の気持ちを忘れることなく、次代に誇れる浮羽の未来を創造していきます。